
「自分の機嫌は自分でとる」最初はその意味がよくわかりませんでした。
でもこれまで生きてきた中で自分なりに分かってきたのは、気持ちが乱れた時や落ち込んだ時、自分の内部でいかに冷静に戻す方法なのではと思い始めました。
時々、それを他人(自分じゃない誰か)にさせようとする人に出会うことがあります。
自分の機嫌を他人にとらせるため何をするかというと、不機嫌アピールをするんですよね。
するとその空気に耐えられなくて気づかってくれる人がいるから、それに甘えてしまうのでしょう。
これは年齢関係ありません。
自分が気づかわれて当たり前の中生きてきたのでしょうし、それを咎める人もいなかったのかもしれません。
でもどんなに長生きの歳上の格上の人でも、自分を気づかわせようとしたり、機嫌の悪さを撒き散らす人はとても未熟に見えてしまいます。
しかもその不機嫌のゴールも気づかいの正解もよく分からないですから、相手をするだけ自分がすり減っていきます。
そんなのばからしいことです。
しかもそういう人は、優しくて許してくれる人を選んでやるんです。
やられた相手がどんな気持ちになるか想像できないのでしょうね。
でも自分が間違ったり弱い立場の時は、とことんそれを利用して被害者ぶったりするもの。
ずるいですよね。
だけど、その人がなんでそうなっていったんだろうと考えると、そうしないと生きてこれなかったんだろうという答えに辿り着きます。
そうしないと自分を守れなかったからなのではないでしょうか。
だからといって許せるわけじゃないですけど、私にもしないと生きてこれなかったことはあります。
私の場合は、聞き分けのいいふり、いい人のふり、優しいふりなど、そうしていないと嫌われるとか、安心できないとか、それも自分を守るためにやっていたことなんですね。
人それぞれ自分を守るためのものがあって、その人はたまたま、他人に機嫌をとってもらうことで気持ちが落ち着くことを覚えてしまったんじゃないかと、そういうことなら理解できなくもないなと思ったんです。
何度もしつこいですが、だからと言って許せるものではありません。
やはり自分の機嫌は自分でとることを覚えないと、遠くない未来に周りに誰もいなくなってしまう日がやってきます。
心当たりのある人は、誰かに感情をぶつけてしまいそうになったら、ひとまずちゃんと呼吸しましょう。
頭に血が上ったまま口を開けば、ひどい言葉が出てきてもおかしくはありません。
まずは一息ついて自分の気持ちを客観的に見ると落ち着くことができます。
そんなあなたを見た周囲の人は、この人なら信頼してもいいと思ってくれることでしょう。
感情に振り回されないことが、自分で自分の機嫌を取る第一歩です。
それではまた☺︎
mako
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