なんでもすぐ捨てている今から考えると何やってたんだという感じですが、昔は使えなくなったものさえ捨てられない女でした。
欠けたお皿もまだ使えるからととっておいたし、着なくなった服もまた着るかもと捨てられずにいました。
祖母や母親がもったいない気質だったのを見ていたからかもしれません。
だけどそのせいで祖母の家も母の部屋も、収納と呼べるところはいつか出し入れするかも分からないもので溢れていました。
ものがすぐ手に入らない時代を生きてきた人たちなので、なかなか捨てることができなかったのでしょう。
私は結婚するまで実家暮らしだったので、今の家に暮らすようになるまで収納や空間の使い方をちゃんと考えたこともありませんでした。(母の収納がお手本でしたから)
だから減らすなんて考えたこともなく、ただものが増えていくという恐ろしいことをしていました。
だけど結婚して数年後、グッドタイミングで断捨離が流行ったんです。
テレビで見るスッキリした部屋や収納に憧れ、影響されやすい私はすぐ飛びついて捨てまくりました(笑)
空間に余裕があることの快適さに気づけた瞬間でした。
それからはものをため込むことはほぼありません。
むしろどんどん減っています。
「また使うかも」がくることはほぼないですし、どうしても必要になった時また考えればいいと思えるようになりました。
ただ、2つだけ捨てられないものがあるんです。
それは子どもの学校のお便りや教科書、そしてぼろぼろになったり穴の開いた主人の服です。
子どものお便りや教科書は、過去に捨ててから何ヶ月も過ぎてから急に
「あのお便りどこいった?」
ということがあって、子どもと険悪になった苦い思い出なので、お便りとともに教科書も一年はとっておくことにしたんです。
かばんの下の方で押し固められた、しわくちゃになったお便りは、子どもが私に見せないままになってることも多くて、親子で管理の甘さによる失敗を数多く経験しました。
とりあえず捨てていなければ見返せるので、一年だけと決めて取っておきます。
今はほとんど見返すことはないんですが、念のためですね。
そして主人の服です。
ぼろぼろでも平気で部屋着として活用してて、むしろ気に入ってるのかな?という感じです。
若い時はそんなに気にならなかったんですけど(若い時からぼろぼろの服も捨てずに着る人です)、年を重ねるごとにぼろぼろの穴の開いた服を着ている主人がみすぼらしく見えて、ちょっとガッカリするんですよ。
だけど本人がそうしたがってるので、したいようにさせた方がいいかと思い、うるさいことは言わないようにしてます。
さすがに人前では着ないのでいいかなって(笑)
一回だけ主人に断りなく捨てて怒られたことがありました。
新しいものを用意したからいいかと思って捨てたんですけど、「まだ着たかったのに!」と言われてからは勝手に捨てれなくなりました。
私にとってはぼろぼろでみすぼらしい服でも、主人にとっては大切なんですよね。
見方を変えればものをだいじにする人ということ。
我が家にはそういう人もいないと、私によってどんどん物が捨てられていってしまうかもしれませんから、これでバランスがとれてるのかもしれないと思いました。
だからお互いのスペースを確保して、そこは自分で管理してもらうようにしており、私は触らない、片付けないようにしてます。
でも
壊れたら捨てる!
直せないものは捨てる!
1年使わないものは捨てる!
そうやってスッキリした家が保ててることも分かってほしいところです。
そんな私も大切なものは捨てません。
断捨離するようになってからは、買う時厳選して買うようになりました。
だからたくさんのものは必要ないし、いつでもお気に入りに囲まれて幸せです。
お気に入り以下のものを捨てると、残るのは好きなものだけになるじゃないですか。
ものがたくさん欲しい人には向いてないかもしれないですが、私のような人には幸せを実感できるいちばんかんたんな方法かもしれません。
もし興味が湧いたなら、まずは小さなゴミ袋に使わないのに取っておいたものを捨ててみませんか?
それではまた☺︎
mako
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